緊急要請

パブリックコメント投稿のお願い

 

 第6次広島市構想および基本計画たたき台の問題点の整理と具体的提案を箇条書きにしています。これを参考にして、パブリックコメントを投稿してください。

問題点の整理

・第6次たたき台は第5次基本計画に比べて、「人権問題」に関わる部分が大幅に削られている。

・多文化共生、男女共同参画、障害者については不十分ながら触れられているが、その他のマイノリティ(被差別部落出身者、沖縄出身者、アイヌ、LGBTQ等)の人権問題に全く触れられていない。

・多文化共生が国際交流・国際協力と同列に扱われている。多文化共生と国際交流・国際協力とは本来、異なる課題である。

・外国人観光客と外国人市民とが同列に扱われている。外国人市民は日本人市民と同じ広島市民である。決して短期滞在の観光客ではない。

・多文化共生の内容が、異なる文化を持つ外国人市民への理解と地域社会への受容という視点ではなく、日本の地域文化や習慣への同化という視点で書かれている。

「学校教育等を通じた多文化共生意識の高揚などに取り組む」と述べられているが、「第4章第3節未来を担う子どもの育成と教育」では「多文化共生」には全く触れられていない。

・「第1章第4節国際交流・国際協力や多文化共生の推進」の「《基本方針》」(P16)では、最初に「生活関連情報の多言語化等のコミュニケーション支援に取り組む」と述べている。これは新渡日の外国人市民に向けた言い方であり、第一言語が日本語である「在日」の視点が欠落している。

具体的な提案

・人権の尊重と差別の撤廃が「国際平和都市」広島の基盤であることを表明すること。

・第5次基本計画で策定された項目「人権尊重社会の形成」「障害者福祉の充実」を復活させて入れること。

・マイノリティの人権問題を記述し、差別をなくすための施策の必要性を強調すること。

・「多文化共生」については「国際交流・国際協力」と切り離し、第3章に項目を立てて入れること。

・学校教育の中に「人権教育」「多文化共生教育」の実施を入れること。

・学校教育を通じた「多文化共生」のための歴史教育の充実と生涯学習における歴史学習の充実を図ること。

・新渡日の外国人市民への日本語教育を充実させ、合わせて、外国人の子どもたちの第一言語(母語)教育を保障すること。

・外国人の子どもたちの民族的自覚を促す教育を保障し、民族学級を創設すること。

 

投稿の仕方 

 インターネットからは以下の手順で投稿することができます。

 広島市のホームページ>市政全般>政策と計画>総合計画

総合計画の画面に「広島市基本構想たたき台」及び「第6次広島市基本計画たたき台」に対する市民意見を募集します」というお知らせがありますのでそこをクリックして、次の画面に「4意見の提出方法等」に投稿フォームがあります。

 

[事業活動]のページに「広島市第6次基本構想および基本計画たたき台の問題点」を参考資料としてアップしています。